男性心理専門カウンセラー・コーチ東上真澄の愛と幸せの仕組み

幸せと愛の心の創り、仕組みについて書いてます

久々に観る羅生門~心の旅~

ごきげんよう

 

東京は雪が降りました。

日々お陰様で忙しい日々に

身を置かせて頂いております。

 

が、雪の今日はラッキーなことに

全く予定の無い日でして。。。

日ごろ私の得手不得手を、

好き嫌いを、

よーくご存知の天、宇宙に感謝(笑)

(ちゃんと言ってますからねww)

 

 

さてそんな今日は私が

一番心理学の

勉強になると感じている映画を観ています。

 

それは・・・黒澤明監督の

羅生門です。

芥川龍之介

「藪の中」と「羅生門」を原作に映画化しものです。

 

話せば長いので思いっきりかい摘みますと

同じ事件を見ていた三人の男が

その事件を全く違う観点で

全く違う事件や出来事として解釈して話しているのです。

 

人は結局

自分の都合の良い

嘘を

信じる様に出来ている。

これはニュートラルな意味合いで言うと本当に正しいです。

 

それぞれの個々の個人の世界では

自分の見たもの、

感じたことが一番正しく、

信じられる唯一なのです。

 

これを人間本来の生き方で活用するとなると、

他者と比較せずに自分の幸せを大切に出来るのです。

すると、

他者の自分からは自分勝手に見える幸せも容認できるのです。

 

ちょっと難しいですかね(^_^;)

 

この映画は本当に秀逸に作られていると思います。

って巨匠黒沢明監督に叱られるでしょうか(笑)

芥川龍之介にも(笑)

役者さんの表情もすごいですよ! 

 

【てめぇ勝手でないと生きていかれない世の中だ!

 人の気持ちを考えろ!

 人を信じられなくなったらこの世は地獄だ!

 この世をそんな地獄にしたくない!

 この世はそんな地獄なんだよ!

 善人ぶってるお前だって悪事は犯している!

 自分はなんて奴なんだ!】

 

この押し問答・・・

人を疑う事、

正論、正義を

振りかざす自分も結局は畜生だったこと。

そしてそれらを恥じ入ること

すると来るのは

自分が分からなくなること

自分の事は分からなくても

自分が信じたいことは

壮絶な挙句に分かり始めること

そして

再び人を信じることが出来る心・・・

人を信じて生きたいのだと自分は思って居ると知る心。

 

これらが本当に錯綜する素晴らしい映画なんです。

 

こんなに人間の心の描写がきちんと描かれた作品は

私は出会ったことがありません。

 

人間はね生後6ヶ月で嘘をつくようになります(笑)

だからね嘘は人間らしさたらしめるもの。

肝心要は

嘘の後ろに何を隠したいのか…

 

そして人間が

一番嘘をつく相手は

自分です。

 

如何に自分に誠実に生きることが難しいか。

だって親が最初にウソを教えますでしょ?

「こんなことしちゃいけません」って。

でもどんなに悪いことに見えることでも、

本人には正義なんですよね。

でもそれは他者と生きていく時

正義ではないと見做されることが多いから、

自分に嘘をついてやっちゃいけない事なんだと、

自分の正義を殺します。

 

こう書くと大袈裟ですが、

これを日ごろやっているのです。

嘘も方便とはこのこと。

方便とは仏教用語

[人を真の教えに導くための仮の手段]

 

嘘を擁護している訳でも

糾弾している訳でも無いのです。

 

ただ、自分の言葉は自分が一番聴いています。

 

誰かにつく嘘よりも、

自分についている嘘は本当に魂を傷つけます。

 

例えば 

やりたいことを我慢している状態なのに

幸せなふりをすること。

そこそこ幸せだからいい。。。と。

真綿で首を絞められるようなものです。

気が付いたら、来世に掛けるしかないのか‥‥

という絶望を感じます。

足ることを知るのと、

諦めることは

似ている様で決定的に違います。

 

と、、、話は逸れましたが、

羅生門、ご興味湧かれた方はご覧になってみてください。

 

本当に同じ出来事を3人が三様に

見方解釈がまったく違う事に

驚くと共に、

日ごろの人間関係での行き違いを

考えさせられる映画かと思います。

 

誰も正義ではなく、

誰もが正義である。

 

正しさなんて実はどこにもなく、

正しさは人の心の数だけあるようですね。 

 

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